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◆質問◆

◇REITは落ち込みすぎ…復調はいつ?

 ここのところREITはサブプライムローンの余波を受け、世界的に落ち込んでいますが、特に日本はひどい状況です。特にひどい日本についてですが、ファンダメンタル的にはこうまでひどくは無いはずです。

海外マネーの流入待ちなのでしょうが、いつごろ復調するでしょうか?

(東京、45歳、会社員)

◆本日の指南◆

 わが国のREIT指数は、ここ数年世界的な景気好況、不動産ブーム、その背景にある過剰流動性から人気を博してきました。今年に入っても上昇が続きましたが、春にはピークを打ちました。

 米国サブプライム問題で住宅バブルが崩壊したことから、世界的に信用収縮が起き、各市場から一時的にも資金が引き揚げられました。おカネはあまりに臆病なものです。安全弁として先進国の国債に避難したのです。

 しかし、こうした資金はいつまでも債券にとどまることはありません。サブプライム問題が各国金融当局の協調で落ち着きを取り戻すと、信用収縮も一段落し、つれて、株式同様、REIT指数も戻り始めました。

 いうまでもなく、REITは不動産を保有し、そこから生ずる売却益や賃貸料を原資に配当をします。その点では、市場的にはミドルリスク、ミドルリターンの金融商品です。それだけに人気がでたのでしょう。ところが、このため一時は配当利回りが長期金利を上回るといった人気過剰な事態もおきました。かくして、REIT指数は人気過熱もあって急落の憂き目をみることとなりました。

 では、今後はどう展開するとみればよいでしょうか。変動要因からみますと、世界的な景気、株式の反発などからみますと、なお、上昇の余地はありそうです。ただ、いったん崩れた信用収縮の回復には時間がかかりそうです。数ヶ月は戻り売りとみます。

 まだサブプライム問題も完全に払拭されたわけでもありません。わが国利上げも俎上にのぼりそうです。当分、もみ合いとみるのが大勢ではないでしょうか。

2007/10/9
★質問募集★

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【植木 靖男】
株式評論家、元日興証券エクイティ本部部長
1938年10月、東京生まれ。63年、慶応大学経済学部卒、日興證券入社。日興リサーチセンター、投資信託部、などをへてエクイティ本部部長。99年、同社を退職し、株式評論家に。テレビ、ラジオに数多く出演のほか、新聞、雑誌等に執筆。
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